京扇子
Made in japan
日本でも長い歴史を誇る京都。なかでも1200 年程前から人々に愛され、現在
では伝統工芸品として名高い京扇子。
「京扇子」と呼ばれるものは京都を中心とした日本の素材を使い、熟練した
職人が仕上げまでの八十八工程を国内で行なったもののみを示す商標となっ
ています。
扇面の紙は、古くから用いられた技法で渋柿から搾った液で幾重にも塗り染め
重ねあげた、補強や防水、防腐に優れた役割を果たす手間暇掛けたもの。
仲骨と呼ばれる厳選された竹を使った箇所は一般的な扇子よりも本数が多い為、
よくしなり柔らかい風が肌へといざないます。
また一本一本色合いが異なることで表情豊かに、そして経年変化によって
風合いのある色艶へと変化していきます。
“肝心要”の語源とも言われる要部分に付いている正絹の京くみひもはこのため
だけに作ったオリジナルのもの。
携帯や保管に便利な付属の扇子袋から出ている姿も華やかにしてくれます。
昔より“末広がり”であることから繁栄を意味し、縁起が良いものと言われ、
あらゆるお祝い事や上質な贈り物として。
また人生の節目にも登場するほどなくてはならない日本を代表する存在です。
*大きさ:男女兼用の7 寸(約21cm)
●京扇子
短地と呼ばれる扇面の和紙部分が短く、露出している仲骨部分が長く、本数が
多い為、竹がよくしなり扇ぎ易くなっています
。
正絹の京くみひもがアクセントとなり、7 寸(約21cm)にしておりますので
男女兼用でお使い頂けます。
●扇子袋
シンプルな差し込み型はバッグやポーチの中でも出し入れしやすい設計です。
●真田紐
戦国武将 真田幸村の父 昌幸が「強くて丈夫な紐」として愛用していたこと
からその名が付いたと言われています。
伸びにくく、太い木綿糸で縦糸と横糸で織り上げられた平たく狭い袋状の
伝統工芸品として貴重な紐。
その昔から刀の下げ緒や甲冑の装飾、着物の帯留め、茶道具の桐箱の紐など
大切なものを留める紐として使われてきました。紐はお茶の色に合わせた緑を
主としたものを使用しました。
●桐箱
博物館や美術館の収蔵品の修復を手がけている職人によって作られています。
古くから縁起が良い、幸福をもたらす木として尊ばれています。その性質は
燃えにくく、発火点が約4 0 0℃以上と言われています。また伸長率、収縮率が
小さく狂いが少ない為、気密性の高い外気温度、湿度に影響されにくく日本の
四季でも大切なものを長期保管、保存することに適しています。その性質から
火事や水害で桐箪笥の衣類や大切なものが無事だった話しもあります。さらに
防虫や腐食に強い成分が含まれている為、骨董品や美術品などを入れる箱
として長年用いられています。
【サイズ】
京扇子:W28×D10×H210
扇子袋:W45×H230
桐箱:W110×D48×H245
【素材】
竹 / 和紙 / 正絹
【仕様】
京扇子[黒] 短地 柿渋染(和紙)
45間(けん) 親骨2本 仲骨43本
親骨 黒染 / 仲骨 濃唐木染
京扇子[赤] 短地 柿渋染(和紙)
45間(けん) 親骨2本 仲骨43本
親骨 濃唐木染 / 仲骨 薄唐木染